今日、仕事中、客として来た男性の高齢者

足元がおぼつかず、杖をついていた

認知症のような様子はなかった

が、途中、クレームを言い出して、大きな声で怒っていた

スタッフに呼ばれて、私はこのおじいさんの相手をすることになった

自分に何かあったら、〇〇病院に運んでくれ

診察券も保険証もここに全て入ってる、と鞄を見せた

鞄の中はきちんと整理されていた

しばらく話を聞いているうち、穏やかになったから　いいだろうと　他のスタッフに任せたら、「息苦しい」と訴え始め…

横になってもらい…

幸いにも良くなった

一人で帰らせるのは危ないと思い、緊急連絡先を聞いたが、歩いて帰ると言い張る

「この状況では　ダメです。迎えに来てもらいましょう」と何とか説得し、息子さんに連絡した

息子さんを待っている途中も

「もう大丈夫だから、息子に来なくていいと言ってくれ」と何度も言う

息子さんは穏やかそうな人で、すぐに来てくれた

彼は、私たちには文句を言ってたけど、息子さんの顔を見たら

「忙しいのに悪いな」と申し訳なさそうな表情

玄関まで車椅子で送り、彼は息子さんの車で帰って行った

「世話かけたな、ありがとう」と最後は言ってくれた

後で聞くと、どうやら施設に入所しているらしく、おそらく息子さんは　そのまま施設へ送り届けるらしかった

行きもあの歩行で、施設から一人で歩いてきたらしい

息子さんは、休日で、車で10分のところに住んでおられるのに、最初から送迎をお願いできなかったのかな

しかも具合悪くなっても頼らないのか…

親子のことは、事情も知らない外野の私がとやかく言うことではない

きっと親心なんだろう

だけど…

自分に置き換えたとき、子どもに迷惑をかけたくない、ってそりゃ前提だけど、どこまで頑張るものなのだろう

多分　正解はない

親として、子として、なんか考えさせられたな…